夜鳴きゼミの対策 − 夜の蝉の鳴き声=騒音と、季節の風物詩 | コップのお話
 

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夜鳴きゼミの対策 − 夜の蝉の鳴き声=騒音と、季節の風物詩

     
Glass Story

蝉が夜も鳴いている現象について書いたことがあります。

この不自然な現象の主な原因として、都会の電気の明るさが挙げられると専門家は言います。

ある専門家の意見によると、蝉は明るさに反応するため、昼だけでなく夜通し鳴き続けることになると言う。

蝉が都会のまばゆい灯りに反応して、夜も鳴く。その鳴き声は、騒音として役所に苦情が届くこともあるそうです。

 

蝉の鳴き声は、求愛の一種です。要するに、蝉は夜通し求愛活動をすることになる。

これは僕の推測ですが、その結果、蝉の繁殖率が上がり、年ごとに蝉の総数が増えていく、ということもありうるのではないでしょうか。

一方で、この蝉の夜鳴きは、鈴虫の求愛を邪魔すると言います。これは生態系の破壊に繋がっていく、由々しき問題でもあります。

なぜなら、鈴虫が鳴く理由も求愛だからです。でも、その鈴虫の鳴き声が、蝉の夜鳴きによって届かない、という事態を招く。

そのため、蝉の増殖(これは僕の推測ですが)と反比例するように鈴虫が減少していく、という現象に繋がっていくのではないでしょうか。

 

そこで提案したい一つの対策(対策と言っても、即効性よりも、ゆっくりと変えていく類のものです)が、「間接照明プロジェクト」です。

あらゆる部屋を蛍光灯で明るく照らすのではなく、夜以降は、一部屋の片隅にちょこんと間接照明を置く。

間接照明は、節電にもなるし、暖色で低刺激の灯りが心を休めてもくれるでしょう。

ほんの少し、照明にこだわりを持って、灯りの扱い方を住民の一人一人が考えるようになれば、徐々にその街も程よく、ほんのりとした灯りになっていくでしょう。

きっと、すっかり数の減った星も、もう一度綺麗に見えるようになるでしょう。七夕を天の川と一緒に過ごせるようになるかもしれません。

闇を取り戻し、蝉も生活のリズムが復調する。鈴虫の求愛も円滑に進み、季節の風物詩が戻ってくる。

ほのかな灯りと、鈴虫の風流な鳴き声で、人々の心も穏やかになっていく。

たった一つの照明で、僕たちの”暮らし”は変わっていく。

 

帰り道、夏夜の蝉の鳴き声に耳を傾けながら、ふと、照明について考えを巡らせてみてはいかがでしょうか。

 

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2015-08-10 | Posted in からだと自然